先週の、ある日の話です。
3年ほど前にリフォーム工事をさせて頂いたお客様よりご連絡を頂き、キッチンの天板が傾いているから見てほしいとの連絡がありました。もしかしたら、リビングの床が下がっているかもしれないともおっしゃっておられたので伺いました。
以前に工事させて頂いた際には、当時築10年程のまだまだ築浅のお家を購入し、リフォーム工事をさせて頂きました。水回りはリフォームしなかったので、連絡を頂いた際心配になりました。
お伺いをし、ご主人様に状況をお聞きしてその場で調査しました。まずキッチンの天板に水平器を当ててみて…。異常なし。
次に床に水平器を当ててみて…。異常なし。
お客様と一緒に確認して頂きながら、お客様も私も首をかしげながら、ほかの箇所にも異常がないか確認しました。…異常なし。
しばらくして奥様がお戻りになられたので、奥様に状況を確認し、同様に確認して頂き…異常なし。
結果、おそらくシンクで水洗いをしている際にシンク側から飛散した勢いのままコンロ側へ流れるため、キッチンの天板が傾いているのでは…と思われた可能性があります。↓
しかし、何もなくてよかったです♪
やはり水回りの故障や不具合は普段の生活に支障をきたしますし、金額もかかります。お客様も目安の金額を把握しておられるので、本当に安心しておられました(^^)
しかしよくよく考えると当たり前のことですが、まずは状況をお客様に聞いて、きちんと目で見て確認する。状況をお客様へ説明した上でどのような対応をされるか検討して頂く。これが本当に大切なことだと改めて感じさせて頂いた事例でした。もしお客様のご意見のみを取り入れ工事をした場合、結局原因がわからずきれいになります。たしかにきれいになって使い勝手がよくなります。が、果たして本当に工事代金に見合う程改善されたのかと考えると、きちんと状況を確認し原因を突き止め、選択肢をご提案しお客様に判断して頂く。
今回の事案の場合、お客様によって選択される方法は異なります。お金をかければもちろんきれいになり、使い勝手もよくなります。このまま利用し、将来故障して交換の時期まで利用するか。将来故障個所のみメンテナンスで直して利用するか。
まずはご相談頂けて本当に良かったです。どんな些細なことでもかまいませんので、お気軽にご相談ください♪