先日、お施主様宅の解体工事をさせて頂いた現場で、ヒヤッとした出来事がありました…。
というのも、こちらの建物なのですが、写真の通り、左に写っているコンクリートブロックとくっついた建物です。
ジョイント部のアップの写真ですが、家屋のブロック壁と隣地の境界ブロックがコーキングでくっついておりました”(-“”-)”
何が危険かといいますと、1階CB造、2階木造の混構造で、かつ2階部分の木造部の解体は飛散に注意して施工したのですが、この1階部のジョイントは、そのまま通常通りの解体をしてしまうと、隣地境界ブロックまで一緒に壊れてしまうからです。
しかも、こちらの境界ブロックはお隣の所有物ですし、手を加えないでほしいとの要望があったため、最新の注意を払いながらの解体でした( `ー´)ノ!!
まず、上屋の木造部を解体し、分別処分。そして、
下段のCB造を解体しました!CB造部の解体手順としては、
①境界ブロック塀と1階CB造部のジョイントの縁を切る
②スラブのコンクリートを斫り落とし、壁のみ残す
③境界ブロック側の壁のみを残し、周りを解体
④境界ブロック側の壁を最後にカッターを入れながら少しずつ解体
という手順ですが、やはり最後の方は細心の注意を払いながらの解体です。
工事に関しては、”安かろう・悪かろう”の工事は問題外で、当たり前ですが”安かろう・良かろう”が理想だと思います。しかし、その”安かろう”にはしっかりとした工法・手順を満たしているのかが重要だと思います。
あとは、最後に土間の補修と、フェンス設置で完了です!