現在新築受託を着工しているお施主様宅で、地盤調査を行いました☆地盤調査とは、建物が建つ場所の地盤の強度・地質を調査します。その数値を元に、地盤補強が必要か、もしくはそのまま補強せずに着工できるか判断します。
こういう調査機械を使用します。
杭入れているところですが、先端についた錘と、回転で杭を入れていきます。
モニターに映っている数値が、杭先端の現在の深さと、地耐力の数値です。錘の荷重と100回転杭を回しても進まないところで計測修了となるようです。つまり、非常に硬い層にぶつかっているか、もしくは、地下埋設物の石等に当たっているか。ということになります。
敷地全体で、建物の4角と中心の、計5か所で計測を行います♪これにより、計測修了となる深度と5点と比較し、例えば1か所のみが浅い層で計測修了となっていれば、地下の埋設物に当たった可能性があるということで、その1か所の近くをもう一度計測します。当たっていれば、深度が先ほどより深くなりますので、憶測が正しくなります。また、同じような深度で止まった場合、大きな埋設物がある可能性が予測されたり、大昔の家屋や建物の基礎がそのままになっているという可能性が考えられます。
しかし、地盤調査会社は保証を付けるには、必ず地盤補強が必要という判定が出てきます。(笑)それは、地盤補強工事を自社でされており、調査費用が安く儲からないし、いくら強度があったとしても“絶対”ということは必ずありませんので、このように回答がきます。必要なことは、地耐力が調査範囲内で“N値”と呼ばれる数値です。一般的に砂質土の地層であれば、30以上が強固で密な地盤、粘性土であれば、15以上で強固で密な地盤となります。平均して砂質土であれば、N値が10~30、粘性土であればN値が5~14以上が基準となります。
計測結果がよければ、すぐに基礎工事へと進めるということです。逆に悪かった場合には、“地盤補強”が必要になってきますので、その際は打ち合わせをさせて頂くことになります。
土地の強度が数値化していると、将来マイホームをお子さん達に譲ったりした時でも安心ですね♪